衣類害虫
分類:その他害虫
この害虫の特徴と被害
「去年買ったお気に入りのセーターに穴が開いている」……そんな経験はありませんか?その犯人は、ヒメマルカツオブシムシやイガといった衣類害虫の幼虫です。彼らは暗くて湿気があり、ホコリが溜まりやすいクローゼットやタンスの奥を拠点としています。
主な被害とリスク
- 天然繊維の食害: ウール、シルク、カシミヤなどの高級な天然繊維を好んで食べます。また、皮脂や食べこぼしが付着した合成繊維も被害に遭います。
- 長期保管中の増殖: シーズンオフの衣類を長期間動かさずに収納している間に、一気に増殖してまとめて被害を広げることがあります。
- 乾燥食品への影響: カツオブシムシ類は、衣類だけでなくカツオブシや煮干しなどの乾燥食品を食害することもあります。
リフォーム・収納設計の対策ポイント
衣類害虫対策は、防虫剤に頼るだけでなく、リフォームによって「通気性が良く、掃除がしやすい収納環境」を作ることが重要です。
① クローゼットの換気システム導入
害虫は停滞した空気を好みます。リフォーム時にクローゼット内に小型の換気ファンを設置したり、扉をルーバー状(通気孔付き)のものに変更したりすることで、湿気と空気がこもらない環境を作ります。
② 湿気・防虫効果のある内装材の採用
クローゼットの内部に、調湿効果の高いエコカラット(呼吸する壁材)や、古くから防虫・調湿に優れるとされる桐(きり)の集成材を壁面に使用することで、害虫が嫌う乾燥した清潔な環境を維持しやすくなります。
③ システム収納による「ホコリの死角」解消
隙間の多い古いタンスから、床から浮かせたデザインの壁付けシステム収納へリフォームすることで、床掃除が格段に楽になり、害虫の温床となるホコリの蓄積を劇的に減らすことができます。お掃除ロボットが入り込める設計にすることも現代のリフォームでは有効な防虫対策です。