クロゴキブリ
分類:ゴキブリ
この害虫の特徴と被害
一般家庭で最も頻繁に遭遇するのがクロゴキブリです。体長30〜40mmほどで黒褐色の光沢があり、非常に高い繁殖力と生命力を持っています。主に屋外から侵入し、キッチンのシンク下や冷蔵庫の裏など、暖かく湿った隙間を好んで定着します。
主な被害とリスク
- 不衛生・病原菌の媒介: 下水やゴミ置き場を徘徊するため、サルモネラ菌などの病原菌を運ぶ恐れがあります。
- 電装トラブル: 暖かい場所を求めて家電製品やブレーカー内部に侵入し、ショートや故障の原因になることがあります。
- 心理的ストレス: 突然の遭遇は強い不快感を与え、特にお子様のいるご家庭では衛生面での大きな不安要素となります。
リフォーム時の対策ポイント
クロゴキブリ対策の基本は「侵入させないこと」と「住みにくい環境を作ること」です。リフォーム時には以下の施工を推奨しています。
① 配管貫通部の徹底した隙間埋め
キッチンや洗面所の排水管が床下へ突き抜ける「貫通部」に隙間があると、そこがゴキブリのメインルートになります。リフォーム時には、隙間を専用のパテや防虫ウレタンで完全に密閉し、物理的にシャットアウトします。
② 換気扇への防虫網設置と気密性の向上
意外な侵入経路となるのが、換気扇のダクトです。外部のフードに防虫網を設置したり、使用していない時に閉じる「電動シャッター付換気扇」を採用することで、屋外からの侵入を効果的に防ぎます。
③ 結露対策とカビの抑制
ゴキブリは水分がないと生きられません。断熱改修を行い、シンク下や床下の結露を抑えることで、彼らが好む「高湿度な環境」を解消します。これは建物の寿命を延ばすことにも直結する重要なポイントです。